近年、日本では、台風や集中豪雨に伴う水災害が頻発しています。
この度環境省が実施した、スーパーコンピュータ富岳によるシミュレーションによると、
地球温暖化が進むと、海水温の上昇に伴う大気中の水蒸気量の増加等が原因で、
台風は現在より強い勢力を保ったまま上陸し、災害のRiskが大きく高まると予測されています。

水災害は「進行型災害」といわれ、人命・財産を守るためには「いつ」「どこで」「どんな現象が発生し」「今後発達/衰退するのか」、
降水現象の様態を的確に把握することが肝要です。
この度株式会社ハレックスは、これら予測情報を最大限に活用し、「水災害Riskの常時監視」を叶える新しい防災支援サービスの提供を開始します。

紹介動画はコチラ

プロダクトの特徴

大雨に伴う河川氾濫、冠水、土砂災害のRiskは気象現象に起因し、これらのRiskを可視化することが可能です。
株式会社ハレックスのHalexForesight! は、「気象情報をRiskとして可視化する」をコンセプトに、
「気象に関する専門的知識を必要とせず私でもわかる!動ける!」を叶える気象防災支援サービスです。

Riskの発生に対応した解釈に高いリテラシーが必要とされ、多くの方々が直面してきた気象情報の課題を受けて、
「気象情報をあなたのために読み解き、把握を助け、報知する」をトータルサービスとしてインテグレートしました。
HalexForesight!で提供するサービスはあなたの防災を力強く支援します。

プロダクトの機能
Risk

「情報」ではなく、”あなたの求める基準※”で導き出したRiskとして提供。(※事前調査のうえ適宜設定します)
気象情報を”あなたにとってのRisk”として読み解く独自の「活用ノウハウ」を、株式会社ハレックスの「スゴ技」でシステム化。

  • 「発表された情報の伝える内容が、自分にとって警戒が必要なものか否かが判断出来ない!」という課題を解決します。
  • 土砂災害、浸水害、洪水害のRiskについては、気象庁が公開する「キキクル」より長い6時間先までの監視が可能です。
  • 一般公開されている気象庁の情報とは一線を画し、「業務課題の解決」という目的志向の下、株式会社ハレックス独自のノウハウでリードタイムの拡張に着目しました。

Viewer

読み解かれたRiskを様々な角度から多面的に把握・確認することを助ける、他に類を見ない視覚化ツール(Viewer)を用意。

  • 雨の降り方や河川氾濫等、Riskの発生場所を地図上に展開できます。
  • 複数の地点(事業場、支店等)を状況監視し、刻々と変わる雨量やRiskの時系列表示も可能です。
  • 分布や推移を”俯瞰”できる機能はもちろん、自身の見たい情報・地域に対応したマイページ化が可能です。
  • 自由に選択できる”カスタマイズ機能”を搭載しており、「自身にとってRiskとして読み解かれた気象データを、自分なりに腑に落ちる形で確認したい!」という要望に全力でお応えします。

Trigger

24時間365日、刻々と変化する気象現象やRisk情報の閲覧が可能なViewerに加え、
”危機管理モニターの常時監視”という作業から、保守作業等の責任者を解放することを基本コンセプトとしています。

  • Riskに関連した情報をシステムが検知すると、保守作業等の責任者にRiskのポテンシャルを情報としてアラートメールで通知します。
  • アラートメールを受信したのち、保守作業等の責任者が危機管理モニターを閲覧できます。
  • 判断を助ける細やかな工夫を各所に盛り込み、「いつ?どう動く?」の不安を「今!こう動く!」で解消します。

【参考】気象災害リスクモニタリングシステム ~HalexForesight!~ の紹介動画
取り組み事例
地方自治体(県)

激甚化・広域化する自然災害時に、タイムリーな情報収集・把握、任意地点・エリアの気象リスク推移を把握可能とし、システムを災害に強いクラウドサービスで実現することにより、災害対策基本法の地域防災計画に基づく的確かつ迅速な防災対応の実施を支援しています。

大手通信事業者災害対策室

通信の安定的なサービス給付のため、気象庁発表の各種情報を災害発生のポテンシャル情報として可視化したシステムを利用することで、個人の力量に頼らない防災上の判断を可能とし、関係者で共通のシステムを閲覧してグループ間の連携を図ることで、迅速で効率的な事前対策の実施に利用されています。

大手化学メーカー

工場が大河川の川沿いや港湾区域に隣接して立地しており、雨の降り方が局地化・集中化・激甚化している背景を受けて豪雨による冠水や土砂災害、高潮による冠水等水災害対策がBCP上極めて重要となってきました。工場ごと最大24時間先までの気象Riskを監視し、危険度の高まり応じて担当者へ3段階のアラート(注意喚起、作業準備、作業実行)をメール通知することで、予め紐づけた防災行動を確実に実施し、気象被害の最小化を図っています。

民間鉄道会社

沿線に点在する雨量計の隙間を含む降水予測情報を漏れなくシステムにより自動監視することで見逃しを防止し、より安心安全な列車運行に寄与しています。

その他導入先

金融機関、保険会社、建設会社 etc…

注1.「D-Resilio」は株式会社NTTデータの商標です。TM and © 2021 NTT DATA CORPORATION. All rights reserved.
注2.「HalexForesight!」は日本国内における株式会社ハレックスの登録商標です。
注3. その他記載された製品名などは、各社の登録商標あるいは商標です。